イギリス(UK)ビーチグラス
イギリス、主に北東部の海岸で採取できるビーチグラス。
北東部で採取されるビーチグラスは、特徴的な色の形状をしています。
単色のビーチグラスはもちろん、複数の色が混ざったマルチカラーのガラスや色のコントラストが複雑なガラスの欠片達。
海の近くにあったガラス工場が大量のガラスを海に捨てた為と言われています。
このガラス工場は1855年~ヨーロッパで最大のボトリング事業とガラス生産工場をしていました。
1921年に閉鎖され、1950年にガラス工場は取り壊されました。
牛乳瓶やビール瓶、装飾ガラス等が『Seaham』(地域名)の岬工場で製造されていました。
複数の色を使用したガラス製品等の破片を仕事が終わった職人がビー玉を作り、そのビー玉を『End of day (1日の終わり)』
と言って持って帰ったと言われています。
End of dayアンティークビー玉(イギリスのオークションで購入しました)
そんな複雑な色のビーチグラスがイギリス北東海岸線の海岸『Seaham』に現在も打ち上げられています。
工場からの廃棄されたガラス達が60年以上経ったいまも見つけられるのは多くのガラスが廃棄された為ですが、ガラスの破片が過ごした
長い年月を想うとヴィンテージならではの魅力を感じます。
工場が存在していた頃は160年前、閉鎖されて60年以上の年月が流れています。
採取されたビーチグラスは、もしかすると100年以上経ったガラスかもしれません。
UKビーチグラスには、「シークレットグラス、ブラックグラス」と言われるガラスがあります。
真っ黒のガラスのようですが、光を通すと隠れている色を見る事ができます。
光を通すと
上列左はこのように
上列右はこのように
とても魅力的な海からの贈り物です。